2024年 03月 19日
札幌の風景 2024年3月19日 朝7時35分
2024年 03月 19日
本の話 杉浦日向子著『江戸を愛して愛されて』河出書房新社
杉浦日向子さん、多彩な才能を持った女性です。
杉浦 日向子(すぎうらひなこ)、本名:鈴木 順子(すずき じゅんこ)
1958年〈昭和33年〉11月30日 - 2005年〈平成17年〉7月22日、
日本の漫画家、江戸風俗研究家、エッセイスト。時代考証が確かで、江戸や明治の生活風俗を生き生きと描いた作品を残した。(Wikipedia)
私は、漫画雑誌『ガロ』でデビュー以来の漫画家・杉浦日向子さんのファンです。
やまだ紫、近藤ようこ、杉浦日向子の三人の女性漫画家は、早熟で完成度の高い作品を次々発表し、『ガロ三人娘』として活躍していました。
杉浦日向子著『江戸を愛して愛されて』河出書房新社 2016年
本書は、杉浦さんが持つ江戸時代考証家の力量を発揮して、『江戸』の情緒・人情の機微・生活を肩の分かりやすい文章とマンガで楽しく語りかけてくれます。
遠かった『江戸』が、身近に感じます。
漫画家としての才能は勿論ですが、文章作家としの才能もなかなかです。
本書の『おいち(第一章)◎四季折々の江戸 吉原の初春』の扉の絵です。
どこかで見た覚えがありました。
多分、渓斎英泉「花魁道中鯉の滝のぼり打掛」1831年(天保13年)をモデルとしているのではないでしょうか。
渓斎栄泉は、葛飾北斎の弟子で粋で才能豊かな人物です。
杉浦日向子さんは、作品『百日紅』で葛飾北斎、葛飾応為(お栄)を描いていますが、わき役として栄泉が登場しています。
2024年 03月 19日
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