2018年 12月 21日
街角美術館 小樽の古代文字
「青い小樽運河」を見終わり小樽駅に向かいました。チョット暖を取ろうと小樽駅の前にある「長崎屋」に入りました。駅側の大きな入口にから入ると、椅子・テーブルに自由に座れるホールがあります。
その奥に見慣れない壁画があります。
小樽の古代文字をテーマしたレリーフでした。
本物の古代文字は見たことがありません。今どうなっているかも分かりません。一度見たいですね。
1866年(慶応2年)に発見された手宮洞窟の岩絵を文字とする説
1927年(昭和2年)10月、余市町のフゴッペにおいて岩面彫刻が発見された。
1950年(昭和25年)には同じ余市町においてフゴッペ洞窟の岩絵が発見された。
古代文字は、北海道のロマンをかきたてるのでしょうか。詩や歌に登場します。
宮沢賢治の詩「雲とはんのき」詩集『春と修羅』
宮沢賢治が手宮文字で何を言いたかったのか、全く分かりません。しかし賢治が「手宮文字です 手宮文字です」と繰り返していることから、強いこだわりを感じます。
「雲とはんのき」
感官のさびしい盈虚のなかで
貨物車輪の裏の秋の明るさ
(ひのきひらめく六月に
おまへが刻んだその線は
やがてどんな重荷になつて
おまへに男らしい償ひを強ひるかわからない)
手宮文字です 手宮文字です
こんなにそらがくもつて来て
山も大へん尖つて青くくらくなり
豆畑だつてほんたうにかなしいのに
鶴岡雅義と東京ロマンチカ「小樽のひとよ」 作詞 池田充男/作曲 鶴岡雅義
最近はカラオケで歌う人も少なくなりました。
切ない歌詞ですが、別れの歌ではありません。歌詞の最後は「待ってておくれ。」です。
二番
(略)
二人で歩いた塩谷の浜辺
忍べば懐かし 古代の文字よ
(略)
北原ミレイ「石狩挽歌」 作詞 なかにし礼/作曲 浜圭介
北原ミレイの女性らしからぬ野太い声が魅力的でした。
曲が始まった瞬間「アッ、石狩挽歌だ!」と分かる編曲も素晴らしい。
厳しい北国の切ないロマンを漂わせる歌詞になかにし礼の才能の凄さを感じました。
二番
(略)
かわらぬものは 古代文字
わたしゃ涙で娘盛りの夢を見る