2019年 08月 03日
街角美術館 朝倉文夫制作「木下成太郎」札幌中島公園
中村稔著「高村光太郎論」青土社を汗だくで読んでいます。高村光太郎(1883年~1956年)は、1909年、朝倉文夫の彫刻「猫」に対して、朝倉の技量の高さを認めながらも、否定的な厳しい批評を書いています。ライバル意識があったのでしょうか・・・・・・。
佐藤忠良は、自伝「つぶれた帽子」で、朝倉文夫の言葉「一日土をいじらざれば一日の退歩」を肝に銘じていたと回想しています。
その朝倉文夫の彫刻が、札幌市中島公園の菖蒲池の東、樹木に囲まれた中にあります。
朝倉 文夫(あさくらふみお)(1883 ~1964年)は明治から昭和の彫刻家(彫塑家)。号は紅塐(こうそ)。「東洋のロダン」と呼ばれた。舞台美術家・画家の朝倉摂(摂子)は長女、彫刻家の朝倉響子は次女。
朝倉文夫制作『木下成太郎像』1941年
朝倉 摂(あさくらせつ、1922年7月16日 - 2014年3月27日)は、日本の舞台美術家・画家。本名・冨沢摂。the companyのアソシエイツメンバー。
50年ほど前、朝倉摂が挿絵を描いた絵本「うりこひめとあまんじゃく」を買いました。いつの間にか、絵本は私の手元から消えてしまいましたが、鮮やかな色彩が記憶にのこっています。その時は朝倉摂が舞台美術家とは知りませんでした。写真はインターネットからお借りしました。
朝倉 響子(あさくらきょうこ、1925年12月9日 - 2016年5月30日)は、日本の彫刻家。本名は矜子。彫刻家朝倉文夫の次女として東京に生まれる。
札幌芸術の森美術館と新千歳空港に作品があります。
新千歳空港、朝倉響子制作「ANNE」
木下成太郎について