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街角美術館 中原悌二郎記念旭川市彫刻美術館 船越保武「原の城」

旭川市は、家具の街と同時に彫刻の街でもあります。

市内に多くの野外彫刻があることは紹介しましたが、是非訪れたかった彫刻美術館があります。

中原悌二郎記念旭川市彫刻美術館

住所  旭川市春光57丁目

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旭川駅からタクシーで20分程の距離です。

二階建ての洋風様式で白い壁が印象的です。重厚な建物の前に立つと、札幌市中島公園豊平館を連想します。

この美術館は、旭川にゆかりのある中原悌二郎の作品や資料を中心に、ロダン、萩原守衛、船越保武、佐藤忠良、加藤顕清、山内壮夫、朝倉響子、船越桂などの多くの素晴らしい彫刻を所蔵し展示しています。

又、旭川市が優れた彫刻に送る「中原悌二郎賞」の受賞作品も展示されています。

多くの彫刻と過ごす時間・空間がとても心地よく、いつまでも静謐な空気にひたっていたい気持ちになりました。


私は、特に、船越保武制作「原の城」に強く惹かれました。

第三回(1972年)中原悌二郎賞受賞作品です。本作品は島原の乱で全滅した「原の城」を題材にしています。甲冑を身に着けた老人の立像です。写真の掲載ができませんが、インターネットで簡単に探すことができます。是非、探してください。

埴輪のようなポッカリ開いた目と口、放心したような表情が、強く記憶に残ります。

像の背中に、船越保武の手によるものでしょうか、引っ掻くような筆跡で次の言葉が書かれています。


“寛永十五年如月二十八日 原の城 本丸にて歿、“いえずす たまりあ


私は、何度も繰り返してこの像の前に立ち、見続けました。

帰り際、展示室の入り口で、室内に注意を払っている美術館の女性に声を掛けられました。

―― 何度も、何度も、「原の城」を観ていましね。素晴らしい作品です。

私を見ていたんですね・・・・・・


中原悌二郎記念旭川市彫刻美術館 沿革

1900年、陸軍第7師団が旭川に移設。陸軍省臨時建築部の指揮の下、将校たちの社交場「旭川師団将校集会所」として1902(明治35)に建設された。

1994年(平成6年)61日に現在の中原悌二郎記念旭川市彫刻美術館となる。

2017年(平成29年)108日にリニューアルオープン。

六角堂

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元々は、旭川市4条通12丁目にあった旧竹村病院の玄関を飾っていた塔屋部分。本屋解体により,旧旭川偕行社(現:中原悌二郎記念旭川市彫刻美術館)の隣に移築。


by hitoshi-kobayashi | 2019-11-09 08:00 | Comments(0)