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年末恒例の事件が起きました。

年末押し迫ったある日です。

私が書斎で読書をしていると、居間から相方の叫び声が聞えてきました。


―― ちょっと! ちょっと! どうしたらいいの?


予想通りです。毎年恒例の事件です。

相方は、パソコンを使って、年賀状の印刷をしようとしています。でも、できないのです。

急いで行ってみると、パソコンには見た事のない画面が表示されています。


―― ねえ、どうしたらいいの? この画面だったかしら?

―― 違うと思うよ。一回クリアして、最初からやってみよう。


私も一年に一度のこと、思い出しながら画面を読み解いています。


―― ここから入っていいはずだけど・・・・・・。

―― 住所が変わったりしているので、一枚ずつ確認しながら印刷したいんだけど・・・・・・

それと、今年は、ハガキの表面の方に私の住所・名前を入れたいんだけど・・・・・

   それと、裏面のイラストをパソコンから取り込みたいんだけど・・・・・・


相方から多枝に渡る要求が繰り出されます。


―― ウン、これでいいはず。ウン、この画面で入力するとできるよ。


相方は、せっかちです。私が作業手順を確認しながらの対応が、まどろっこしいようです。

それでも、手順をメモしています。

相方は独立心が強い。


―― ウン、分かった。大丈夫、私一人で出来る。

ところで、プリンターに入れるハガキの向きはこれでよかったかしら?


これも毎年の大問題です。毎年、数枚さかさまに印刷してしまいます。

今回の相方は用心深い。試し刷り用の紙を用意しています。

相方から、「そろそろ一人にしてくれ。」のオーラが出ています。

私は、書斎へ退散です。


30分ほどたってから、静かに書斎のドアが開きました。


―― ねえ、あなた用の年賀はがき貸して・・・・・・

―― どうした? 足りないの?

―― うまく行ってたんだけど・・・・・・

   最後、油断して、あて名の方(表面)にイラスト印刷しちゃった・・・・・・


Commented by olive07k at 2019-12-31 05:25
まるで 我が夫婦(^^)

来年も 宜しく お願い 申し上げます。
by hitoshi-kobayashi | 2019-12-30 17:49 | Comments(1)